夢の中で死ねるなんてロマンチックだと思わないかい？”
デス13(サーティーン)
標的をデス13が管理する“夢の世界”に引き摺り込む能力。
全てが自在な夢の世界で相手を圧倒する。
標的は自力で夢から覚めることができないため、現実で誰かに起こしてもらわない限りどうすることも出来ない状況。
例え起こしてもらったとしても、夢の世界での記憶は起きると同時に忘れてしまうため対策の取りようがない。
スタンドはスタンドでしか倒せないため、スタンド発現に制限のある夢の世界では、一方的に相手をいたぶることができる。
スタンドを出したまま眠りにつければ、夢の世界にスタンドを持ち込むことはできる。
……が、スタンドを出したままの人間をデス13側がわざわざ夢の世界に引きずり込むことはない。
そのまま普通に寝かせておいて、
そしていつかスタンドを出さずに寝た場合にのみ、夢の世界に引きずり込めば良い。
ただし作中で花京院が披露したように、スタンドを隠しながら寝ている場合もあるため油断はできない。
厄介なのはメタリカ等「スタンドを出しているのか出していないのかわからない」人間が寝る可能性。
そういった人間を“スタンドを出さずに寝ている”と判断して夢の世界に引きずりこんでしまった場合、みすみすスタンドの侵入を許すことになる。
そういうケースまで考慮すると、“スタンドを出してない(ように見える)”人間を夢の世界に連れていくことは難しくなってくる。
“スタンドを出している人間”は元々引きずりこむべきではないし、
“スタンドを出していない(ように見える)人間”も体内に隠し持っている可能性まで考慮すると、安易に引きずり込むべきではない。
少なくとも、その者のスタンド能力が判明するまでは。
一応夢の世界では何もかもがデス13にとって自在なため、仮に夢の世界にスタンドを侵入されたとしても、
デス13側が優勢になるケースが多くはなるだろうが。
難点は夢の世界でしかデス13を発現出来ない点。
つまり現実世界ではスタンドを出すことができず、とっさの戦闘や事故、災害に対しては全くの無抵抗となる。
夢の世界では絶対的な力を誇るが、現実では何も出来ないというデメリットがあまりにも大きい。
また、「デス13の能力を起動させるためには標的が寝ている近くに行かなければならない」という点も厳しい。
本編のように赤ちゃんの姿で油断させるなどして、相手の油断を誘う必要が出てくる。
そもそも寝ている相手の居場所を特定し、十分に接近しなければならないというだけでも難易度は高い。
接近する途中で起きられたり、その者の仲間に警戒され攻撃されるリスクも伴う。
また、寝ている相手の近くに接近出来れば能力は適用できるが、
そもそもそれほど無防備な相手に対してはデス13でなくても他の能力や武器で事足りるケースも多い。
総じて、条件が整えば記憶さえ残さず一方的な戦いが可能な一方で、弱点も多いスタンドと言える。
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