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1型糖尿病

2026年8月13日 14:25 / 雨崎ハーリィ に保存された版

1型糖尿病は、免疫系が膵臓のインスリン産生細胞を破壊し、体内でインスリンをほとんど、または全く作れなくなる自己免疫疾患である。多くの人で生涯にわたるインスリン補充が必要となる。[1]

概要

インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞へ取り込ませ、エネルギーとして利用するのを助けるホルモンである。1型糖尿病ではインスリンが不足するため、ブドウ糖が細胞へ入りにくくなり、血糖値が上昇する。[1]

原因

1型糖尿病では、免疫系が膵臓のβ細胞を誤って攻撃して破壊する。遺伝的要因や環境要因が発症に関与すると考えられているが、発症の仕組みは完全には解明されていない。[1]

症状

尿量の増加、強い口渇、空腹感、疲労、かすみ目、治りにくい傷、感染症、原因不明の体重減少などがみられることがある。症状は数日から数週間で比較的急速に現れることが多い。[1]

診断

糖尿病そのものは血糖検査で診断される。1型かどうかを判断するため、自己抗体検査や、必要に応じて膵臓のインスリン分泌を反映するCペプチド検査などが行われる。[1]

管理

1型糖尿病では生存のためにインスリンが必要となる。注射器、インスリンペン、ポンプなどで投与し、血糖測定器や持続血糖測定器(CGM)を用いて血糖を管理する。食事、身体活動、現在の血糖値に合わせてインスリン量を調整することが重要となる。[1][2]

関連項目

低血糖糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)バセドウ病を参照。

エビデンス・科学的評価

Diabetes Control and Complications Trial(DCCT)では、血糖値を正常に近い範囲へ管理した1型糖尿病患者で、眼・腎臓・神経の合併症が大きく減少した。CGMや自動インスリン投与システムも血糖管理を支援する技術として用いられている。[1]

安全性・注意点

インスリン不足による糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)と、インスリン過量などによる低血糖はいずれも緊急対応が必要となる場合がある。1型糖尿病ではインスリンを自己判断で中断せず、血糖値や体調の変化に応じた管理が必要となる。[1][2]