概要
インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞へ取り込ませ、エネルギーとして利用するのを助けるホルモンである。1型糖尿病ではインスリンが不足するため、ブドウ糖が細胞へ入りにくくなり、血糖値が上昇する。[1]
原因
1型糖尿病では、免疫系が膵臓のβ細胞を誤って攻撃して破壊する。遺伝的要因や環境要因が発症に関与すると考えられているが、発症の仕組みは完全には解明されていない。[1]
症状
尿量の増加、強い口渇、空腹感、疲労、かすみ目、治りにくい傷、感染症、原因不明の体重減少などがみられることがある。症状は数日から数週間で比較的急速に現れることが多い。[1]
診断
糖尿病そのものは血糖検査で診断される。1型かどうかを判断するため、自己抗体検査や、必要に応じて膵臓のインスリン分泌を反映するCペプチド検査などが行われる。[1]
管理
1型糖尿病では生存のためにインスリンが必要となる。注射器、インスリンペン、ポンプなどで投与し、血糖測定器や持続血糖測定器(CGM)を用いて血糖を管理する。食事、身体活動、現在の血糖値に合わせてインスリン量を調整することが重要となる。[1][2]