唾液

最終更新:2026年8月20日

唾液は耳下腺、顎下腺、舌下腺などから分泌される液体で、食物を湿らせて嚥下を助け、でんぷんの消化を始め、口腔内の防御や組織保護にも関与する。[1][2]

どこで作られるか

唾液は主に耳下腺、顎下腺、舌下腺などの唾液腺で作られ、導管を通って口腔内へ分泌される。腺房で作られた一次唾液は導管を通る間に電解質組成などが調整される。[2]

食物を湿らせる

唾液は食物を湿らせてまとまりやすくし、咀嚼された食塊が口腔から咽頭食道へ移動するのを助ける。消化管の働きは口から始まり、唾液はその最初の段階を支える。[1][2]

消化酵素

唾液には唾液アミラーゼが含まれ、でんぷんなどの炭水化物の分解を口腔内から開始する。唾液による消化は、その後の小腸での消化へ続く初期過程である。[1][2]

口腔の保護

唾液は潤滑だけでなく、抗菌作用や口腔組織の保護にも関与する。十分な唾液は口腔内を湿潤に保ち、食物や刺激物から粘膜を守る働きを持つ。[2]

分泌の調節

唾液分泌は自律神経によって調節される。食物を見たり匂いを嗅いだりするだけでもから唾液腺へ信号が送られ、食事に備えて分泌が増えることがある。[1][2]

分泌低下

病気、薬剤、頭頸部への放射線治療などは唾液分泌を低下させることがある。唾液が不足すると口腔の乾燥や食べ物を飲み込みにくい状態などにつながり得る。[2]

エビデンス・科学的評価

唾液は消化の開始、食塊形成と嚥下、口腔の潤滑・防御を支える多機能な分泌液である。[1][2]

安全性・注意点

唾液分泌の低下は薬剤や疾患、放射線治療などで生じることがあり、持続する口腔乾燥では原因の評価が必要となる。[2]

参考文献・参考情報

  1. NIDDK: Your Digestive System & How it Works ↩本文
  2. NCBI Bookshelf: Physiology, Salivation ↩本文

カテゴリ:人体・生理 / 口腔

タグ:口腔 / 唾液 / 消化

知識マップ

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