どこで作られるか
唾液は主に耳下腺、顎下腺、舌下腺などの唾液腺で作られ、導管を通って口腔内へ分泌される。腺房で作られた一次唾液は導管を通る間に電解質組成などが調整される。[2]
食物を湿らせる
唾液は食物を湿らせてまとまりやすくし、咀嚼された食塊が口腔から咽頭、食道へ移動するのを助ける。消化管の働きは口から始まり、唾液はその最初の段階を支える。[1][2]
消化酵素
唾液には唾液アミラーゼが含まれ、でんぷんなどの炭水化物の分解を口腔内から開始する。唾液による消化は、その後の胃・小腸での消化へ続く初期過程である。[1][2]
口腔の保護
唾液は潤滑だけでなく、抗菌作用や口腔組織の保護にも関与する。十分な唾液は口腔内を湿潤に保ち、食物や刺激物から粘膜を守る働きを持つ。[2]
分泌の調節
唾液分泌は自律神経によって調節される。食物を見たり匂いを嗅いだりするだけでも脳から唾液腺へ信号が送られ、食事に備えて分泌が増えることがある。[1][2]
分泌低下
病気、薬剤、頭頸部への放射線治療などは唾液分泌を低下させることがある。唾液が不足すると口腔の乾燥や食べ物を飲み込みにくい状態などにつながり得る。[2]