脂肪性肝疾患(脂肪肝)

最終更新:2026年8月13日

脂肪性肝疾患(脂肪肝)は、肝臓に過剰な脂肪が蓄積する病気の総称で、主に代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)とアルコール関連肝疾患(ALD)に分けられる。[1]

MASLD

MASLDは大量飲酒が主因ではない脂肪性肝疾患で、単純な脂肪蓄積にとどまる型と、炎症や肝障害を伴う代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)がある。MASHは線維化、肝硬変肝がんへ進むことがある。[1]

ALD

ALDは長期間の大量飲酒によって起こる。アルコールを分解する過程で生じる有害物質が肝細胞を傷つけ、炎症や防御機能の低下を起こす。[1]

症状・リスク

どちらも症状がほとんどないことが多いが、疲労や右上腹部の不快感がみられることがある。MASLDは2型糖尿病肥満高脂血症高血圧などがある人に多い。[1]

診断

病歴、飲酒歴、身体診察、血液検査、画像検査などを用いて評価し、必要に応じて肝生検で肝障害の程度を確認する。[1]

治療

MASLDでは体重減少が中心となり、肝脂肪、炎症、線維化の改善につながる。ALDでは飲酒を中止することが最も重要である。進行して肝硬変や肝不全になった場合は、それらに対する治療や肝移植が必要になることがある。[1]

関連項目

代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)肝がん肝硬変を参照。

エビデンス・科学的評価

参考文献では、MASLDでは体重減少、ALDでは断酒が治療の中心とされ、進行例では肝硬変や肝不全への治療が必要になるとされる。[1]

安全性・注意点

慢性肝疾患がある人では、サプリメントやハーブを含む補完代替療法の一部が肝障害を起こす可能性があるため、使用前に医療者へ相談することが示されている。[1]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus: Steatotic Liver Disease ↩本文

カテゴリ:代謝 / 消化器 / 症状・疾患 / 肝臓

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