扁桃周囲膿瘍

最終更新:2026年8月20日

扁桃周囲膿瘍は、扁桃の周囲に感染した膿がたまる病態で、扁桃炎の合併症として起こることがある。[1]

原因・進展

扁桃の感染が周囲組織へ広がって膿瘍を形成する。感染が頸部や胸部へ広がったり、腫れた組織が気道をふさいだりすることがある。[1]

症状

片側に強い咽頭痛、同側の耳痛、開口困難、嚥下困難、流涎、くぐもった声、顎や頸部のリンパ節痛などがみられる。診察では片側の腫脹や口蓋垂の偏位が手がかりとなる。[1]

診断・治療

診察に加えて、必要に応じて針吸引、CT、内視鏡で評価する。膿瘍を形成している場合は針や切開で排膿し、抗菌薬を用いる。[1]

特徴的な診察所見

片側の扁桃周囲が腫れ、口蓋垂が反対側へ押される所見や、口を開けにくい開口障害、くぐもった声などが診断の手掛かりとなる。[1]

気道への影響

腫脹が強いと嚥下が難しくなるだけでなく、まれに気道を狭めることがある。感染が頸部の深い組織へ広がる可能性もあるため、膿瘍形成時には排膿と抗菌薬治療が重要となる。[1]

エビデンス・科学的評価

膿瘍が形成された場合は抗菌薬だけでなく排膿が必要となることがあり、適切な治療により多くは改善する。[1]

安全性・注意点

呼吸困難、喘鳴、首を動かしにくい、唾液も飲み込めないなどは気道障害や深部感染を示す可能性があり、緊急の医療評価が必要である。[1]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus: Peritonsillar Abscess ↩本文

カテゴリ:感染症 / 症状・疾患 / 耳鼻咽喉

タグ:感染 / 扁桃 / 膿瘍

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関連項目