仕組み・原因
骨は生きた組織であり血流を必要とする。骨への血流が障害されると骨組織が壊死し、修復が追いつかなければ亀裂や圧潰が生じる。外傷による血管損傷のほか、高用量・長期の副腎皮質ステロイド使用、過度の飲酒、喫煙、鎌状赤血球症などがリスク因子として挙げられる。[1]
症状
初期には症状がないことがある。進行すると荷重時の股関節痛が現れ、股関節では鼠径部や殿部に痛みを感じることがある。さらに進むと安静時にも痛み、関節のこわばりや可動域低下を生じ得る。[1]
診断・治療
画像検査にはX線やMRIが用いられる。進行した骨壊死では骨や関節を保護し、さらなる損傷を防ぐために手術が必要となることが多い。[1]
早期診断
骨壊死は初期にはX線で変化が分かりにくいことがあり、症状や危険因子から疑う場合はMRIが早期病変の確認に用いられる。骨頭が圧潰する前か後かで治療選択が大きく変わるため、病期の評価が重要である。[1]