膀胱炎

最終更新:2026年8月16日

膀胱炎は、膀胱に炎症を起こす病態であり、急性膀胱炎では多くの場合、細菌による膀胱または下部尿路の感染として起こる。排尿時の痛みや灼熱感、頻尿、下腹部の圧迫感などがみられる。[1][2]

概要

急性膀胱炎は、膀胱または下部尿路に突然起こる感染である。多くは細菌尿道から侵入して膀胱で増殖することで起こり、MedlinePlusでは大腸菌が代表的な原因菌として挙げられている。[1][2]

症状

主な症状には、排尿時の痛みや灼熱感、尿意が頻繁に起こること、排尿後も尿意が残る感覚、下腹部や腰部の圧迫感・けいれん、濁った尿や血尿、強いにおいの尿などがある。軽い発熱を伴う場合もある。[1][2]

起こりやすい状況

女性は尿道が短く肛門に近いため尿路感染を起こしやすい。尿道カテーテル、尿路の閉塞、排尿後に膀胱を十分空にできない状態、糖尿病妊娠、高齢、尿路に関する処置などもリスクを高める要因として挙げられている。[1][2]

検査

診断では尿検査が用いられ、白血球、赤血球、細菌、亜硝酸塩などを確認する。必要に応じて尿培養を行い、原因となる細菌を特定して抗菌薬の選択に役立てる。[1][2]

治療

細菌性の膀胱感染では抗菌薬が用いられる。治療では、感染が膀胱に限局しているか腎臓まで広がっているか、妊娠や基礎疾患などの合併要因があるかを考慮する必要がある。[1][2]

エビデンス・科学的評価

MedlinePlusは、急性膀胱炎の多くが細菌による感染であり、尿検査や必要に応じた尿培養によって評価し、細菌性の膀胱感染には抗菌薬が用いられるとしている。[1][2]
膀胱の感染は腎臓へ広がることがあり、腎感染では発熱、悪寒、側腹部・背部痛、吐き気や嘔吐などがみられることがある。[2]

安全性・注意点

発熱、背中や脇腹の痛み、悪寒、嘔吐などが新たに現れた場合は、感染が腎臓へ広がっている可能性があるため、速やかな医療評価が必要である。[1][2]
妊娠、糖尿病、尿路閉塞、尿道カテーテルなどがある場合は単純な膀胱炎とは扱いが異なることがあるため、自己判断で治療せず医療者による評価が必要である。[1][2]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus Medical Encyclopedia: Cystitis - acute ↩本文
  2. MedlinePlus Medical Encyclopedia: Urinary tract infection - adults ↩本文

カテゴリ:感染症 / 泌尿器 / 症状・疾患

タグ:尿路感染症 / 膀胱 / 膀胱炎

知識マップ

関連する項目をタップして、医学知識のつながりをたどれます。

いま見ている項目 膀胱炎 膀胱炎は、膀胱に炎症を起こす病態であり、急性膀胱炎では多くの場合、細菌による膀胱または下部尿路の感染として起こる。排尿時の痛みや灼熱感、頻尿、下腹部の圧迫感などがみられる。 感染症・泌尿器・症状・疾患 この記事を読む →

周囲の項目を押すと、その項目を中心にマップが切り替わります。

関連項目