定義
厚生労働省eJIMでは、統合医療を近代西洋医学を前提として相補・代替療法や伝統医学などを組み合わせ、生活の質(QOL)の向上を目指す医療として位置づけている。[1]
NCCIHは、通常医療と補完的アプローチを協調して組み合わせることを統合医療の特徴としている。薬物療法、リハビリテーション、心理療法などの通常医療と、鍼治療、ヨガ、プロバイオティクスなどの補完的アプローチを複数組み合わせる場合もある。[2][4]
ホールパーソンの視点
統合医療では、一つの臓器や疾患だけでなく、生物学的、行動学的、社会的、環境的な側面を含めて人全体を捉える「ホールパーソン」の考え方が重視される。[2][4]
伝統医療・補完医療との関係
WHOは、統合医療を生物医学と伝統医療・補完医療の知識、技術、実践を組み合わせる学際的でエビデンスに基づくアプローチとして説明している。[3]
安全性とエビデンス
補完的な方法を統合して用いる場合も、各方法の有効性と安全性を個別に評価する必要がある。標準的な治療の代わりに未検証の方法を用いたり、必要な受診を遅らせたりすることは避けるべきとされる。[2][4]