免疫性血小板減少症(ITP)

最終更新:2026年8月20日

免疫性血小板減少症(ITP)は、免疫系が血小板を破壊することで血小板数が減少し、出血しやすくなる疾患である。[1]

概要

ITPでは免疫系血小板に対する抗体を作り、抗体が付着した血小板が主に脾臓で破壊される。小児ではウイルス感染後にみられることがあり、成人では慢性化する場合がある。[1]

症状と検査

点状出血、あざができやすい、鼻や口からの出血、月経量の増加などがみられる。診断では血小板数を含む血算血液塗抹検査が行われ、必要に応じて追加検査が用いられる。[1]

治療

小児では無治療で改善することもある。成人では副腎皮質ステロイド、免疫グロブリン、免疫抑制薬、血小板産生を促す薬、脾摘などが検討される。[1]

年齢による経過の違い

ITPは小児と成人で経過が異なりやすい。小児ではウイルス感染後に発症して自然軽快する例が多い一方、成人では長期に続く慢性型が多く、妊娠、薬剤、ほかの免疫疾患などを背景に生じることもある。[1]

関連項目

免疫血小板減少症多発性骨髄腫

エビデンス・科学的評価

血小板数を含む血算が診断の基本で、治療は年齢・重症度・経過に応じて複数の方法から選択される。[1]

安全性・注意点

消化管の大量出血や脳内出血がまれに起こる。重い出血がある場合は緊急対応が必要である。[1]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus Medical Encyclopedia: Immune thrombocytopenic purpura (ITP) ↩本文

カテゴリ:免疫 / 症状・疾患 / 血液

タグ:ITP / 出血 / 血小板

知識マップ

関連する項目をタップして、医学知識のつながりをたどれます。

いま見ている項目 免疫性血小板減少症(ITP) 免疫性血小板減少症(ITP)は、免疫系が血小板を破壊することで血小板数が減少し、出血しやすくなる疾患である。 免疫・症状・疾患・血液 この記事を読む →

周囲の項目を押すと、その項目を中心にマップが切り替わります。