【食道がん治療の新事実】3種類の抗がん剤で生存率向上を確認【ドセタキセル】

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食道がん 術前の抗がん剤 1種類追加で生存率高く 研究グループ | NHK
【NHK】食道がんの治療は、手術の前に2種類の抗がん剤を使って、がんを小さくしておくのが標準的な治療法とされてきましたが...

記事によると

  • 食道がんの治療は、手術で切除する前に2種類の抗がん剤を使って、がんを小さくしておくのが標準的な治療法とされていた
  • しかしこの度、更にもう1種類の抗がん剤を加えることで、患者の生存率を高められるとする研究結果が発表
  • 全国からおよそ600人が参加し、治療から3年での生存率は
    ・3種類の抗がん剤を使う方法が72.1%
    ・2種類の抗がん剤を使う方法が62.6%
    ・2種類の抗がん剤と放射線治療を組み合わせる方法が68.3%
食道がんとは? 詳しくはここをタップ!

食道がんとは

のどから胃までをつなぐ食道に生じるがんのことです。

大きくなると、気管や大動脈などの周囲の臓器に広がっていったり(浸潤)、

食道の壁内にあるリンパ管や血管にがんが侵入し、そこから食道外にあるリンパ節や肺、肝臓などの他の臓器へとがんが移っていきます(転移)。

食道がんの発生する主な要因は、喫煙飲酒です。また、熱いものを食べることも、要因だとされています。

追加した抗がん剤は? 詳しくはここをタップ!

ドセタキセル

ドセタキセルは、ヨーロッパイチイの針葉樹から取り出した成分を合成した抗がん剤です。

微小管」とよばれるタンパク質の生成を、途中で止める働きがあります。

この微小管は、細胞の分裂で必要とされるものなのですが、

ドセタキセルが微小管の生成を止めた結果、がん細胞の増殖を阻止し、やがて死滅させます。

みんなの反応

ユーザー
ユーザー

これは発見ですね。一割違うのは大きいです。

ユーザー
ユーザー

こうしてその世界における常識も変わっていくんだな

雨崎
雨崎

ドセタキセルは卵巣がんや前立腺がんなどでも用いられてきた抗がん剤。

今回の発見が、食道がんを始めとするがん治療の更なる進展に繋がることを願っています。

コメント

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