焼けた塔でスイクンに転生?
やけたとうで命を落とした名もなきポケモン達が、ホウオウによってエンテイ、ライコウ、スイクンとして蘇ることとなった。
ということは、スイクンとして蘇る前の“名もなきポケモン”はウネルミナモだったのかもしれない。(もしくは、ウネルミナモを祖先とする生物か)
ウネルミナモ(またはウネルミナモを祖先とする生き物)が焼けた塔で絶命→ホウオウによって蘇りスイクンへと転生
この可能性は大いにある。
ウネルミナモのタイプはみず/ドラゴン。恐竜の存在した太古の時代から、絶滅した現代へ。
環境に適応した結果、恐竜要素(ドラゴンタイプ)を失ったという可能性が考えられる。
・ウネルミナモ時代には既にドラゴンタイプを失うよう進化していたのか、
・もしくは焼けた塔での復活時に水単タイプとして蘇ったのか、
・またはスイクン時代も最初期はドラゴンタイプを持っていて、現代に適応する中で失ったのかは不明だが、
恐竜のまま生き延び続けるには過酷な環境変化があったのだろう。
ちなみに専用技は「ハイドロスチーム」。
煮えたぎる水を勢いよく浴びせる技で、日差しが強い時技の威力が下がるどころか1.5倍になる…という技。
古代のポケモンは共通して“晴れ状態で真価を発揮する”という性能を持つが、
本来晴れ下では不利なはずの水タイプを持つウネルミナモもその例に漏れず…
…どころか、むしろ特性だけでなく技の恩恵まで受けている。
古代のポケモンが晴れ状態で力を発揮する特性を共通して持っている…ということはつまり、
それほど太古の時代は晴れ状態で戦闘を行うことが多かったのだろう。単純に日差しが強い日が多かったからなのか、
ともかく古代のポケモンは環境に適応し、晴れで強くなる特性を得るに至った。
他のポケモンだけ晴れ状態で強いと自分が置いてけぼりを食らうため、
他のポケモンが得意な晴れ状態でも対抗できるよう、自分も晴れ状態で強くなるよう進化した部分もあるかもしれない。
そしてウネルミナモの専用技からわかることは、“当時の水ポケモンは、「晴れに強い何か」が無いと生き残れなかったのでは”ということである。
なにせ誰も彼も晴れ状態で戦闘をしたがる為、おそらく水ポケモンは本来避けたいはずの晴れ下での戦闘を強いられることが少なくなかったはずだ。
むしろ、天気が雨になると力関係が逆転しかねない水タイプに対しては「晴れ状態のうちに狩っておきたい」とすら認識していたかもしれない。
そんな水タイプの中でウネルミナモは、
晴れ状態で強くなる水技を持ち、
晴れで強化される炎技のダメージを4分の1に抑え、
晴れによって溜め無しで撃てるようになるソラビ系統の草技で抜群を取られない水ポケモンという、
タイプ相性上でも晴れ技へ対抗できる強さを持っている。
晴れ下でも力を発揮できる水タイプであるウネルミナモが生き残り、
一方で他の水ポケモンは淘汰されたり、肩身の狭い思いをしていたのかもしれない。
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