【ネタバレ配慮】211話→212話「遠征選抜試験」感想【ワートリ/ワールドトリガー】

ワールドトリガー
※記事内容につきましては、作品に触れた個人の主観に基づく感想・考察になります。

個人的にはイコさんが楽しそうで何よりです。

さすがガチのランク戦でもカメラ目線を忘れない男なだけあります。

今回の章の癒し成分と言ってもいいかもしれません。

がんばれイコさん。

感想

はい、というわけで今回ですが…まず○○さんが初日の成果を見た後にぐっと堪えたところが偉いなと思いました(ハードル激下がり)。
いやまあ言うても序盤なので堪えてくれないと厳し過ぎる、というのもありますが、
なんだかんだ○○さんも隊長経験者なのだなぁと。人を気遣わない人ではないんですよね、ただコミュニケーションの手段が不器用なだけで。
それを周囲も理解してるから、必要以上に○○さんの言動を咎めることもしていない。良いと思います。
他の人が口にしづらいチームの課題をズバッと明確にする役割も貴重でしょうしね。

…で、やはり今回のシリーズのある意味主役とも言える△△について。伏せ字にしてますが、今回1番思い悩んでいたあの人、と言えばわかりやすいでしょうか。はい、あの登場するたび冷や汗をかいているキャラです。
いやぁ…もうこのキャラに関しては想像通り、壁にぶち当たっていますね。
まだまだ展開としては序盤なのでこの程度の壁ですんでいますが、
時間が経過するにつれチーム内での△△への信頼感が薄れ始める、というのは容易に想像がつきそうなところ。
おそらくまだまだ△△のメンタル下降展開は続くはずですが、
果たしてどういう形でマイナスな状態から脱出するのか気になるところ。
△△の明確な強みは今のところ示されておらず、それは作中でもわざわざ触れられているため、
作者はすでにこの後の△△の上げ展開を固めているとは思いますが…




そして今回、△△の優柔不断な面が露呈していましたが、
個人的にはここはひとつ強みでもあるのかな、と思うんですよね。
判断をずばっとくださない、言い換えればなんらかのリスクを懸念し続けている、常に最悪の事態を想定し続けているわけで。

動物なんかは臆病であればあるほど群れのボスに向いている、という話がトリコの序盤でも触れられた通り、
実は△△は組織のリーダー的ポジション(…は無いとしても、それに近い指揮官的立場)に活路を見いだすことを期待されているのでは、と想像します。だからこその今のポジション。
まあオーソドックスに「△△が決断できるように成長する」という展開も考えられますが、
ワートリなら個性を個性のまま伸ばすという展開もあり得ると思うんですよね。

あとは単純に、即断即決できる人間がワートリの組織には幾らでもいるから、むしろ△△のような人間は貴重なのでは、というのも上記のように考える理由のひとつ。
デメリットやリスクを挙げ続けてくれる人は組織のリスク管理という面で非常に重要なように感じます。

あと、△△は別に流されて優柔不断になってるわけでは無いんですよね。
例えばメンバーを選んでいく場面では、仲が良くて楽が出来そうな犬飼さんを選ぶという選択肢がよぎりながらも、
成功のための別の選択肢を取っていました。
意外とこの辺大胆だったりするんですよね。神経質で流されそうに見えて、実はマイペースというか。
私が同じ立場だったら無難に犬飼さんを選んでいそうなので、実は△△さんは決める時は決める能力もあるのでは無いかな、と。

この辺の能力が育つと、リスクをきっちり管理できるリーダーになっていくのでしょうかね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました