みなさんこんにちはこんばんはゆきるりです。
今回は避難情報について。
「避難○○」
気象ニュース等で「避難勧告」や「避難指示」、警戒レベルといった言葉を聞いたことはないでしょうか。
大雨等による危険を知らせ身の安全を確保するよう促す避難情報ですが、
似たような言葉が多く「どれがどの程度の危険を表しているのかわからない…」と感じる方も少なくないはず。
ということで今回は「避難○○」についてをわかりやすく解説していきたいと思います。
避難準備・高齢者等避難開始(警戒レベル3)
まずはこちら。
実際に災害が発生する前に、被害が生じる可能性が存在する地域に対し出されるもの。
「この先避難勧告等が発令される可能性があるため避難の準備をしておきましょう。
ただし子どもやお年寄り、また身体の不自由な人といった避難に時間を要する人たちは避難を開始しましょう」
という意味を持ちます。
ただし仮に避難しなかった場合でも罰則はありません。
元々は「避難準備情報」という名称でしたが、平成28年12月26日に「よりわかりやすく」という目的で「避難準備・高齢者等避難開始」へと変更されました。
避難勧告(警戒レベル4)
続いてはこちら。
実際に災害が発生する前に、被害が生じる可能性が存在する地域に対し出されるのがこの「避難勧告」です。
「避難準備・高齢者等避難開始」では避難開始を呼びかける対象が避難に時間を要する人達でしたが、
「避難勧告」はそれ以外の人達に避難開始を呼びかけるものとなります。
速やかな避難を促すという意味をもちますがあくまで勧告(※お勧めという意)であり、
仮にこれを受け入れずに避難しなかった場合でも罰則はありません。
避難指示(緊急):(警戒レベル4)
「避難勧告」が発令された後さらに状況が悪化し、
広範囲で甚大な被害が予測される場合にこちらの「避難指示(緊急)」が出されます。
「緊急に避難しましょう。より安全な場所へ移動しましょう」というというもの。
これも避難勧告同様法的な強制力や罰則は無いものの、
具体的な被害が想定される状況であり速やかに避難する必要があります。
元々は「避難指示」という名称でしたが、平成28年12月26日に「よりわかりやすく」という目的で「避難指示(緊急)」へと変更されました。
避難命令
ちなみに「避難命令」という言葉も聞いたことがある方が多いかと思いますが、
現在の日本では「避難命令」という規定はありません。
つまり「避難指示(緊急)」が最も強い避難情報となります。
避難情報を受け取る人間に対し緊急性を認識させることを目的として「避難命令」という言葉が使われる場合がありますが、
避難情報はあくまで
- 避難準備・高齢者等避難開始
- 避難勧告
- 避難指示(緊急)
の3つ。
是非とも覚えておきましょう。
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