【どうやって決まったか】干支・十二支の順番【競争】

ネタ

みなさんこんにちはこんばんはゆきるりです。

今回は干支の順番はどうやって決まったのか、という記事になります。

干支の順番

そもそも皆さんは干支を全て覚えていますでしょうか?

そうです、「ねーうしとらうー」ってやつです。

私は子供の頃は干支の後半がおぼろげで、勝手に麒麟を干支にエントリーさせたりしていました。

いや麒麟て。

干支の決め方

話の発端は昔の中国。

中国の伝承ではかつて「動物の王国」に、それは凄まじい競争があったことが伝えられています。

その最中 国の最高神である天上の玉皇大帝という人が会合を開き、

「それぞれの動物にちなんだ名前で年を数えること、そしてその順序は動物たちがこの会合に到着した順に並べること」を宣言しました。

干支の順番はこのレースの順位に委ねられた訳ですね。

コサックギツネ、スフィフトギツネ、ケープギツネ等

上位陣の種族がビビるほど偏った場合はどういう対応をしたのか気になるところです。

1枠目争い

ともかくこの決定に意気込む動物達ですが、焦る動物もいました。

と言うのも、この会合にたどり着く道中には大きな川を渡らなければならないのです。

これでは泳げない動物は不利ですよね。

「動物の王国」の中ではネズミと猫がそれに該当しました。

しかしそんな事では諦めたくないネズミと猫はある計画を実行することにします。

それは「牛に頼んで背中に乗せてもらい、川を渡ってしまおう」というもの。

完全に牛のことをフェリーとして見てますねネズミ達。

一方そのころフェリー代わりにされるとはカケラも予想していない牛は、

「自分は歩くのが遅いから不利だ、他の動物達よりも先に出発してしまおう」と凄く現実的な作戦に出ました。

「他の動物達もさっさと出発してしまえば良いのでは」と考えてしまうのですが、

それだけ自分の弱点を理解している牛だからこそその発想に思い至ったのかもしれません。いやでも他の動物達もさっさと出発以下ループ

そして川に差し掛かった時、どうにか川を渡りたいネズミと猫が牛の元に現れます。

「お願いだチュー!川を渡りたいんだチュー!」

「ウチからもお願いだネコ!背中に乗せて欲しいんだネコ!」

そんな2匹の願いを、何も疑うことなく聞き入れる牛。

前世はブッダか何かなんでしょうねきっと。

しかし狡猾なネズミは「みんなで仲良くゴール」なんて生ぬるいことを考えてはいませんでした。

川の中腹あたりにきたところで、水を恐れている猫を川の中にドボンさせ、

牛が岸に近づくとさっさと飛び降り全速力でゴールテープを切ったのです。

無敵かこいつ。

これにより晴れてネズミが干支の1番目、牛が2番目を飾ることとなったのです。

またこれ以来猫とネズミの間には因縁が生まれ、

「猫がネズミを追いかけ回すのは、この一件の影響だ」という話もあります。

そりゃ川にドボンさせられたら誰でもキレますよ。

ちなみにここに関しては、

「ネズミが猫に干支レースは明日だ」と嘘の日程を吹き込み、猫の参加を妨げた説もあります。

3枠目争い

さあ次に現れたのは龍と虎とウサギ。

というか「動物達の戦いだ」って言ってるのに普通に龍が参加してるのはコネか何かでしょうか。

完全に伝説上の生き物ですよね。

(昔の中国には龍が普通に空を飛んでいたとする説もありますが)

それはともかく、龍と虎の熱い戦いが繰り広げられます。

しかし虎は川を力強く泳ぐ能力に長けていました。

干支の3番目の座を手に入れます。

そして4番目にはぴょんぴょん跳ねていたウサギがゴールイン。

5番目にはやっと龍が会合の地までたどり着きます。

「龍ならここまでひとっ飛びで来れただろうに、なぜこんなに時間がかかったのか?」

皇帝が聞くと龍は

「地球上の人々を助けるために、まず雨を降り止ませなければと思い遅れました。」とイケメンな返事をします。

更に道中では、丸太に乗って遭難しているウサギを「ゴールまで導いてあげた」という気の利き方。

優勝は龍です。また来年。

レースは折り返し

さあ12枠のうち5枠が決まった干支レースも中盤戦。

6枠目を奪うべく馬が猛スピードで会合の元へ進みます。やはり馬は足に自信があります、このレースでも盤石の戦いぶり。

しかし実はそんな馬の蹄にヘビが隠れていました。

突如蹄から現れたヘビに、馬は驚きを隠せず、思わず後退してしまいます。

上位に入りそうな動物に潜んでいたわけですね、中々の策士です。

そうして6枠目はヘビ、7枠目は馬に決定しました。

またこれ以来ヘビと馬の間には因縁が生まれ、

「馬がヘビを追いかけ回すのは、この一件の」…いやそんな所見たことねえわ。

仲良くゴール?

さあ8枠目を熾烈に争う動物達…と思いきや、

現れたのは仲良く助け合いながら会合の場までやってきた羊と猿、そして鶏。

鶏が川を渡るべくイカダを見つけると他の2匹をそれに乗せ、そして羊と猿は雑草をかき分けながら引っ張って川を渡る、

というナイスチームプレーで会合の場までやってきたのです。

結果、8枠目は羊、9枠目は猿、10枠目は鶏にそれぞれ収まることとなりました。

遊んでいた犬

そしてレースも終盤、11枠目に現れたのは犬。走りも早く、泳ぎもうまい犬ということで優勝候補とも思われていた犬でしたが、

水の誘惑に耐えきれなくなり遊んで時間を過ごしてしまった、という事情がありました。

犬の中では

水遊び >>> 干支レース

だったようですね。

最後のひと枠

さあいよいよ最後のひと枠を決める戦いになりましたが、日も暮れてしまい現れる動物もいません。

「レースの期限を1日伸ばそうか…」

皇帝がそう考えたとき、現れた1匹の動物がいました。

それが最後の干支である、ブタだったというわけです。

とはいえこのレースに専念するあまりご飯を食べていなかったブタは、到着後会合の場に用意されてあるご馳走を食べまくったとか。

ところで動物達のゴール地点に置くご馳走って何でしょうか。牛肉や豚肉、鶏肉を置くわけにも行きませんよね。

野菜だけ置いていても野菜を食べない動物も居ますし。

山積みのスパムかもしれません。

いや山積みのスパムって。

というわけで干支の成り立ちは以上になります。

今回はこの辺りで記事を締めます、また次回お会いしましょう、さようなら。

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