特徴
腫瘍は平衡感覚と聴覚を担う神経に生じ、片側性の難聴、耳鳴り、平衡障害などの原因となることがある。 [1]
診断と治療
聴力検査や画像検査などで評価され、腫瘍の大きさ、増大速度、症状、年齢などに応じて経過観察、放射線治療、手術などが選択される。 [1]
腫瘍の由来
前庭神経鞘腫は、聴覚や平衡感覚に関わる神経を包むシュワン細胞が過剰に増殖して形成される。多くは良性で増大も比較的ゆっくりだが、成長すると三叉神経や顔面神経、さらに脳幹や小脳を圧迫することがある。[1]
評価
片側性または左右差のある難聴、耳鳴り、めまい・平衡障害は重要な手掛かりとなる。聴力・平衡機能検査に加え、MRIは腫瘍の早期発見、位置・大きさの把握、治療計画に重要である。[1]
管理方法
主な選択肢は手術、放射線治療、経過観察の三つである。小さく増大していない腫瘍ではMRIで経過をみる場合があり、治療方針は腫瘍の大きさ、聴力、年齢、全身状態などを踏まえて決める。[1]