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前庭神経炎

2026年8月19日 21:26 / 雨崎ハーリィ に保存された版

前庭神経炎は、第8脳神経の前庭部分に炎症が起こると考えられている疾患で、急に持続する回転性めまい、悪心、歩行の不安定などを生じる。[1]

特徴

めまいは数時間かけて発症して24〜48時間ほどで強くなり、数日続くことが多い。頭を動かすと悪化するが、良性発作性頭位めまい症のように特定の頭位だけで短時間誘発される症状とは異なる。[1]

鑑別

前庭神経炎では通常、聴力は保たれる。片側の難聴を伴う場合は迷路炎など別の疾患を考える。急性の持続性めまいでは脳幹・小脳梗塞など中枢性原因を除外することが重要である。[1]

治療・回復

急性期には制吐薬、抗ヒスタミン薬などで症状を抑えることがあるが、長期使用は前庭代償を遅らせる可能性がある。強い悪心・嘔吐が落ち着いた後は前庭リハビリテーションが用いられる。[1]

エビデンス・科学的評価

多くは自然に改善し、強い症状は数日で軽減するが、平衡感覚の回復には数週〜数か月かかることがある。[1]

安全性・注意点

構音障害、手足の麻痺・しびれ、強い歩行障害、複視など神経症状を伴う急性めまいは脳卒中など中枢性疾患の可能性があるため、緊急評価が必要である。[1]