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完全大血管転位

2026年8月20日 01:57 / 雨崎ハーリィ に保存された版

完全大血管転位は、大動脈と肺動脈が本来とは逆の心室から出る先天性心疾患で、全身循環と肺循環が並列になる。 [1]

病態

酸素の少ない血液が全身へ戻り、酸素の多い血液が肺へ戻るため、心房中隔欠損や動脈管などを通じて血液が混ざらないと十分な酸素を全身へ届けられない。 [1]

診断と治療

出生後早期のチアノーゼなどを契機に、心エコーなどで診断される。治療では循環を安定させたうえで、外科的に大血管を本来の位置へつなぎ直す手術などが行われる。 [1]

循環の特徴

完全大血管転位では、大動脈が右心室から、肺動脈が左心室から出るため、体循環と肺循環が並列になる。酸素化された血液が全身へ届くには、心房中隔欠損、心室中隔欠損、動脈管などを介した血液の混合が必要となる。[1]

出生後の症状

出生後に血液の混合が不十分だと、強いチアノーゼや呼吸障害などが早期から現れる。酸素投与だけでは十分に改善しないことがあり、先天性心疾患として迅速な診断と循環管理が必要になる。[1]

治療

出生直後は動脈管を開存させる薬剤や、心房間の交通を広げる処置で血液の混合を確保する場合がある。根治治療としては大動脈と肺動脈を本来の心室へつなぎ直す動脈スイッチ手術が行われる。[1]

エビデンス・科学的評価

完全大血管転位は重症の先天性心疾患であり、出生後早期の診断と専門治療が予後に重要である。 [1]

安全性・注意点

強いチアノーゼや呼吸状態の悪化を伴うことがあり、新生児期の緊急管理が必要となる。 [1]