症状と診断
母指側の手首に痛みや腫れが起こり、特に解剖学的嗅ぎタバコ入れと呼ばれる部位の圧痛が手掛かりになる。初期X線で骨折が明確でない場合もあり、追加画像検査が必要になることがある。 [1]
治療
骨折の位置やずれの程度により、ギプスなどによる固定または手術が選択される。 [1]
血流の特徴
舟状骨では血流が主に遠位側から入り近位側へ向かうため、近位部の骨折ほど血流が途絶えやすく、骨癒合遅延や無血管性壊死のリスクが高くなる。骨折部位は治療方針と予後を考えるうえで重要である。[1]
画像検査
受傷直後のX線では骨折線が明確に見えないことがある。臨床的に骨折が疑われる場合は固定して後日X線を再検する方法のほか、MRIやCTで早期に確認することがある。[1]
合併症
舟状骨骨折は他の骨折より治癒に時間がかかることがあり、偽関節や無血管性壊死が起こると、将来的な手関節の変形性関節症につながる可能性がある。[1]