PHQ-9

最終更新:2026年8月20日

PHQ-9は、うつ症状を9項目で評価し、症状の有無と重症度を把握するために用いられる質問票である。[1]

採点

9つのうつ症状について「まったくない」から「ほぼ毎日」まで0〜3点で評価し、合計は0〜27点となる。[1]

重症度の目安

開発研究では5、10、15、20点が、それぞれ軽度、中等度、中等度〜重度、重度の下限として示された。10点以上を大うつ病の判別に用いた場合、精神保健専門職による構造化面接を基準として感度88%、特異度88%であった。[1]

利用

症状のスクリーニングだけでなく、経時的な重症度の把握にも利用できる。点数の上昇は機能状態の低下、生活上の困難、障害日数などと関連していた。[1]

9項目と点数

PHQ-9はうつ病の診断基準に対応する9症状を過去2週間について尋ね、各項目を0〜3点で評価して合計0〜27点とする。得点が高いほど抑うつ症状が強いことを示す。[1]

スクリーニングと重症度評価

PHQ-9はうつ病のスクリーニングだけでなく、症状の重症度や治療経過を追うためにも利用できる。ただし質問票だけで最終診断を確定するものではなく、臨床面接と合わせて判断する。[1]

エビデンス・科学的評価

一次診療・産婦人科の計6000人を対象とした研究で、PHQ-9はうつ症状の重症度尺度として良好な信頼性と妥当性を示した。[1]

安全性・注意点

PHQ-9の点数だけで最終診断を確定するものではなく、身体疾患、薬剤、躁病歴なども含めて臨床的に評価する必要がある。自傷・死に関する項目が陽性の場合は、その内容を個別に確認する必要がある。[1]

参考文献・参考情報

  1. PMC: The PHQ-9 — Validity of a Brief Depression Severity Measure ↩本文

カテゴリ:メンタルヘルス / 検査・評価

タグ:PHQ-9 / うつ病 / スクリーニング

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