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光干渉断層計(OCT)

2026年8月19日 23:15 / 雨崎ハーリィ に保存された版

光干渉断層計(OCT)は、光の干渉を利用して網膜、視神経乳頭、角膜などの組織を高解像度の断層像として描出する非侵襲的画像検査である。[1]

仕組み

OCTは可視光・近赤外光を組織と基準ミラーに向け、反射光の干渉パターンから深さ方向の情報を取得する。多数のAスキャンを組み合わせることで、眼組織の断面をBスキャンとして表示する。[1]

種類

時間領域OCT、スペクトラルドメインOCT、スウェプトソースOCTなどがあり、新しい方式ほど高速で高解像度の画像を得やすい。OCT angiography(OCTA)では造影剤を使わず網膜・脈絡膜血管を三次元的に評価できる。[1]

利用

黄斑疾患、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、緑内障、視神経疾患、角膜疾患などの診断や経過観察に用いられる。網膜厚、網膜神経線維層、神経節細胞層、液体貯留などを客観的に評価できる。[1]

エビデンス・科学的評価

OCTは黄斑疾患の診断・経過観察や緑内障における網膜神経線維層評価の中心的な画像検査であり、病変の構造変化を定量的に追跡できる。[1]

安全性・注意点

OCTに絶対的禁忌はないが、角膜混濁、強い白内障、硝子体出血などは画像品質を低下させる。眼球運動やセグメンテーションエラーなどのアーチファクトもあるため、画像は臨床所見と合わせて解釈する。[1]