重症筋無力症は、神経から筋肉への信号伝達が自己抗体によって妨げられ、随意筋の筋力低下を起こす慢性自己免疫性の神経筋疾患である。筋力は活動で悪化し、休息で改善する傾向がある。[1][2]
症状
眼瞼下垂や複視が初発症状として多く、顔面筋、咀嚼、嚥下、発語、首、手足、呼吸筋などにも弱さが広がる場合がある。[1][2]
仕組み
自己抗体が神経筋接合部でアセチルコリンによる信号を妨げ、筋収縮を弱くする。胸腺の異常が関与し、一部では胸腺腫を伴う。[1][2]
診断
神経学的診察に加え、アセチルコリン受容体抗体などの血液検査、筋電図・神経伝導検査、胸部CT・MRI、呼吸機能検査などを行う。[1]
治療
ピリドスチグミンなどで神経筋伝達を改善し、必要に応じてコルチコステロイドや免疫抑制薬、生物学的治療を用いる。胸腺摘出術、血漿交換、静注免疫グロブリン(IVIg)が選択される場合もある。[1]
関連項目
ギラン・バレー症候群、
筋ジストロフィー、
免疫を参照。
エビデンス・科学的評価
治療により症状がない期間を得られることがあり、薬物療法、胸腺摘出、血漿交換、IVIgなどを病状に応じて組み合わせる。[1]
安全性・注意点
呼吸筋の急激な筋力低下は筋無力症クリーゼと呼ばれる生命を脅かす緊急状態で、入院と人工呼吸管理が必要になる場合がある。嚥下障害による誤嚥にも注意が必要となる。[1][2]
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重症筋無力症
重症筋無力症は、神経から筋肉への信号伝達が自己抗体によって妨げられ、随意筋の筋力低下を起こす慢性自己免疫性の神経筋疾患である。筋力は活動で悪化し、休息で改善する傾向がある。
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