ギラン・バレー症候群

最終更新:2026年8月13日

ギラン・バレー症候群(GBS)は、免疫系が末梢神経を誤って攻撃し、急速に進む筋力低下や麻痺を起こす自己免疫性の神経疾患である。[1][2]

症状

多くは脚のしびれ筋力低下から始まり、上半身へ広がる。腱反射の低下・消失、痛み、歩行困難、顔面筋の弱さなどを伴うことがある。[1][2]

関連するきっかけ

正確な原因は不明だが、インフルエンザ、カンピロバクター感染、COVID-19などの感染症の後や、手術後などに発症することがある。[1]

診断

短期間に進む筋力低下などの経過を確認し、髄液検査、筋電図、神経伝導検査、呼吸機能検査などを用いる。[1][2]

治療

血漿交換と静注免疫グロブリン(IVIg)が主な治療で、どちらも回復を早める。重症例では入院し、呼吸管理、血栓予防、嚥下管理、理学療法などを行う。[1]

関連項目

多発性硬化症(MS)重症筋無力症免疫を参照。

エビデンス・科学的評価

血漿交換とIVIgはいずれもGBSの回復を早める治療として用いられ、両者を同時に用いる利点はないとされる。[1]

安全性・注意点

呼吸筋や嚥下筋が障害されると生命に関わる。深呼吸できない、呼吸困難、嚥下困難、失神などは緊急症状であり、人工呼吸管理が必要になる場合がある。[1][2]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus Medical Encyclopedia: Guillain-Barre Syndrome ↩本文
  2. MedlinePlus: Guillain-Barré Syndrome ↩本文

カテゴリ:免疫 / 症状・疾患 / 神経

タグ:末梢神経 / 筋力低下 / 自己免疫