← 編集履歴へ戻る

Modified Ashworth Scale

2026年8月20日 01:57 / 雨崎ハーリィ に保存された版

Modified Ashworth Scale(MAS)は、他動運動に対する抵抗を段階評価し、筋緊張亢進の程度を臨床的に把握する尺度である。[1]

評価

0、1、1+、2、3、4の段階で評価し、0は筋緊張の増加なし、4は屈曲または伸展位で硬直している状態を示す。[1]

利用

脳卒中、脳性麻痺、多発性硬化症、脊髄損傷など、痙縮を伴う神経疾患で治療前後の変化をみる目的に広く使われている。[1]

何を評価する尺度か

Modified Ashworth Scale(MAS)は、他動的に関節を動かしたときに感じる抵抗から、筋緊張亢進の程度を臨床的に評価する尺度である。脳卒中、脳性麻痺、脊髄損傷、多発性硬化症などでみられる痙縮の評価に広く用いられる。[1]

段階評価

原法のAshworth Scaleを修正し、0、1、1+、2、3、4の段階で評価する。0は筋緊張の増加なし、4は患部が屈曲または伸展位でほぼ固定された状態を示し、その間を抵抗の強さや可動域で区分する。[1]

限界

MASは簡便だが、測定する抵抗には痙縮だけでなく軟部組織の硬さや関節拘縮なども影響する。また検者間で評価が一致しない場合があり、速度依存性を十分に定量化できない点も限界となる。[1]

エビデンス・科学的評価

MASは簡便で機器を必要としないため臨床で広く利用されているが、評価者間の一致度は筋群や手技によって変動する。[1]

安全性・注意点

MASが測るのは他動運動への抵抗であり、神経性の痙縮だけでなく拘縮や関節の硬さなどの影響も受けるため、痙縮そのものを完全に分離して測定する尺度ではない。[1]