種類
前部虚血性視神経症には、巨細胞性動脈炎などによる動脈炎性(AAION)と、動脈炎を伴わない非動脈炎性(NAION)がある。後部視神経が虚血になる後部虚血性視神経症もある。[1]
症状と評価
視力低下や視野欠損で発症し、眼底、視野、OCTなどの眼科検査とともに、血圧、糖尿病、喫煙などの血管リスクや炎症性疾患を評価する。特に高齢者で巨細胞性動脈炎が疑われる場合は、血算、赤沈、CRPなどを速やかに確認する。[1]
治療
動脈炎性では、反対眼の失明を防ぐ目的で高用量ステロイド治療を直ちに開始する。NAIONには確立した治癒・予防治療がなく、全身の血管危険因子の管理を含めて経過をみる。[1]
動脈炎性の緊急性
動脈炎性前部虚血性視神経症では、巨細胞性動脈炎が原因となることがあり、治療が遅れると反対眼にも重い視力障害が及ぶ危険がある。疑われる場合は検査結果を待ちすぎず、速やかなステロイド治療が必要となる。[1]