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出血性ショック

2026年8月20日 02:21 / 雨崎ハーリィ に保存された版

出血性ショックは、大量の出血によって循環血液量が減少し、組織へ必要な酸素を届けられなくなる循環不全で、循環血液量減少性ショックの一型である。 [1]

病態

血液量の減少に対して心拍数増加や末梢血管収縮などの代償反応が起こるが、出血が続くと心拍出量と血圧が低下し、組織低酸素、乳酸増加、アシドーシスへ進む。 [1]

評価と治療

頻脈、頻呼吸、脈圧狭小、末梢冷感、毛細血管再充満遅延、意識変化、尿量低下などを評価する。治療では出血源の迅速な制御と、必要に応じた輸血・蘇生が重要である。 [1]

代償期から非代償期へ

初期には交感神経反応により頻脈や末梢血管収縮が起こり、重要臓器への血流を保とうとする。出血量が増えて代償できなくなると低血圧、意識障害、乏尿などが進行する。[1]

出血源の制御

蘇生液や血液製剤だけでは進行する出血を止められないため、外圧、手術、血管内治療などで出血源を迅速に制御することが治療の中心となる。[1]

低体温・アシドーシス・凝固障害

大量出血では低体温、代謝性アシドーシス、凝固障害が相互に悪化させ合い、止血を困難にする。保温と適切な輸血・蘇生を含む総合的な管理が必要となる。[1]

エビデンス・科学的評価

外傷性出血では凝固障害、低体温、アシドーシスが互いに悪化させるため、止血と蘇生を並行して行う考え方が重視される。 [1]

安全性・注意点

心拍数や血圧の反応は年齢、薬剤、基礎疾患で変化するため、単一のバイタルサインだけで重症度を判断してはならない。 [1]