多発性硬化症(MS)は、脳、視神経、脊髄など中枢神経系の髄鞘が免疫系の攻撃によって損傷し、神経信号の伝達が遅れたり途絶えたりする慢性疾患である。[1][2]
症状
視覚障害、筋力低下、しびれや異常感覚、協調運動やバランスの障害、歩行障害、疲労、膀胱・腸症状、認知機能の変化など多様な症状が起こり得る。[1][2]
経過
症状が増悪する発作と軽快する時期を繰り返す再発寛解型や、徐々に進行する型などがある。障害される神経部位が人や時期によって異なるため、症状の組み合わせも一定ではない。[2]
診断
MSに単一の確定検査はない。病歴、神経学的診察、MRIを中心に、必要に応じて髄液検査や誘発電位検査などを組み合わせ、似た症状を起こす他疾患を除外する。[1][2]
治療
根治療法はないが、疾患修飾薬で病気の活動性や進行を抑えることを目指す。再発時にはステロイドが使われることがあり、筋けいれん、排尿障害、疲労、気分症状などには個別の対症療法を行う。理学療法や作業療法も機能維持に用いられる。[1][2]
関連項目
ギラン・バレー症候群、
重症筋無力症、
全身性エリテマトーデス(SLE)を参照。
エビデンス・科学的評価
MSでは、疾患修飾薬によって病気の活動性を抑える治療と、再発や個々の症状への治療を組み合わせる。理学療法、作業療法、補助具なども生活機能を支える重要な要素となる。[1][2]
安全性・注意点
MSは慢性で経過が個人によって大きく異なる。嚥下障害、歩行障害、排尿障害、骨粗鬆症、褥瘡などの合併症が起こる場合があり、治療薬にも副作用があるため長期的な管理が必要となる。[2]
カテゴリ:免疫 / 症状・疾患 / 神経
タグ:中枢神経 / 自己免疫 / 髄鞘
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多発性硬化症(MS)
多発性硬化症(MS)は、脳、視神経、脊髄など中枢神経系の髄鞘が免疫系の攻撃によって損傷し、神経信号の伝達が遅れたり途絶えたりする慢性疾患である。
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