位置と形
胆嚢は右上腹部、肝臓の下面に位置する洋梨形の袋状臓器で、肝臓の区域IVとVの間にある胆嚢窩に接している。底部、体部、頸部などに分けられ、頸部は胆嚢管へ続く。[2]
胆汁の貯蔵
胆汁は肝臓で作られ、食事の間は胆嚢に蓄えられる。胆嚢はおよそ30〜50mLの胆汁を貯留でき、粘膜から水分や電解質を吸収することで胆汁を濃縮する。[1][2]
食事時の放出
十二指腸に脂肪酸などが入るとコレシストキニン(CCK)が分泌され、胆嚢が収縮するとともにオッディ括約筋が弛緩し、胆汁が胆管を通って十二指腸へ放出される。[2]
消化での役割
胆汁は脂肪の消化・吸収を助ける。胆嚢そのものが胆汁を作るのではなく、肝臓で作られた胆汁を貯蔵・濃縮し、必要な時に供給する役割を担う。[1][2]
胆石との関係
胆汁の組成が変化すると結晶化し、胆石が形成されることがある。胆石にはコレステロールを主成分とするものや、ビリルビン由来の色素石などがある。[2]