胆嚢

最終更新:2026年8月20日

胆嚢は肝臓下面にある洋梨形の臓器で、肝臓で作られた胆汁を蓄え、水分や電解質を吸収して濃縮し、食事に応じて十二指腸へ送り出す。[1][2]

位置と形

胆嚢は右上腹部、肝臓の下面に位置する洋梨形の袋状臓器で、肝臓の区域IVとVの間にある胆嚢窩に接している。底部、体部、頸部などに分けられ、頸部は胆嚢管へ続く。[2]

胆汁の貯蔵

胆汁は肝臓で作られ、食事の間は胆嚢に蓄えられる。胆嚢はおよそ30〜50mLの胆汁を貯留でき、粘膜から水分や電解質を吸収することで胆汁を濃縮する。[1][2]

食事時の放出

十二指腸脂肪酸などが入るとコレシストキニン(CCK)が分泌され、胆嚢が収縮するとともにオッディ括約筋が弛緩し、胆汁が胆管を通って十二指腸へ放出される。[2]

消化での役割

胆汁は脂肪の消化・吸収を助ける。胆嚢そのものが胆汁を作るのではなく、肝臓で作られた胆汁を貯蔵・濃縮し、必要な時に供給する役割を担う。[1][2]

胆石との関係

胆汁の組成が変化すると結晶化し、胆石が形成されることがある。胆石にはコレステロールを主成分とするものや、ビリルビン由来の色素石などがある。[2]

エビデンス・科学的評価

胆嚢は胆汁の産生臓器ではなく、肝臓で産生された胆汁を貯蔵・濃縮し、食事に応じて小腸へ放出する臓器である。[1][2]

安全性・注意点

胆石などで胆道が閉塞すると疼痛や炎症などの問題を起こし得るため、症状がある場合は胆嚢・胆道系の評価が必要となる。[2]

参考文献・参考情報

  1. NIDDK: Your Digestive System & How it Works ↩本文
  2. NCBI Bookshelf: Anatomy, Abdomen and Pelvis, Gallbladder ↩本文

カテゴリ:人体・生理 / 消化器

タグ:消化 / 胆嚢 / 胆汁

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