胆汁

最終更新:2026年8月20日

胆汁は肝細胞で作られる黄緑色の液体で、胆嚢に貯蔵・濃縮された後、小腸へ放出されて脂質の消化・吸収を助ける。[1][2]

産生と組成

胆汁は肝細胞から分泌され、胆道を通る間にも胆管上皮によって性状が調整される。主成分は水と電解質で、胆汁酸塩、コレステロールビリルビンリン脂質なども含む。[2]

貯蔵と濃縮

肝臓で作られた胆汁は食事の間、胆嚢に蓄えられて濃縮される。食事で脂質が十二指腸へ入るとコレシストキニン(CCK)が分泌され、胆嚢が収縮して胆汁が胆管を通り小腸へ送られる。[1][2]

脂質の消化

胆汁酸塩は脂質を細かな粒子として分散させ、消化酵素が作用しやすくする。さらにミセル形成を通じて脂肪酸や脂溶性ビタミンなどの吸収を助ける。[1][2]

胆汁酸の再利用

小腸へ分泌された胆汁酸の多くは腸管から再吸収され、門脈を経て肝臓へ戻り再利用される。この循環は腸肝循環と呼ばれる。[2]

排泄経路としての役割

胆汁は消化だけでなく、ビリルビン、コレステロール、一部の薬物や毒性物質などを体外へ排泄する経路としても機能する。[2]

エビデンス・科学的評価

胆汁は肝臓で産生され、胆嚢で貯蔵・濃縮され、食事に応じて十二指腸へ放出されて脂質消化と吸収を支える。[1][2]

安全性・注意点

胆汁の流れが妨げられると胆汁成分のうっ滞や消化への影響が生じるため、胆道系疾患では原因に応じた評価が必要となる。[2]

参考文献・参考情報

  1. NIDDK: Your Digestive System & How it Works ↩本文
  2. NCBI Bookshelf: Physiology, Bile ↩本文

カテゴリ:人体・生理 / 消化器 / 肝臓

タグ:肝臓 / 胆汁 / 脂肪

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