産生と組成
胆汁は肝細胞から分泌され、胆道を通る間にも胆管上皮によって性状が調整される。主成分は水と電解質で、胆汁酸塩、コレステロール、ビリルビン、リン脂質なども含む。[2]
貯蔵と濃縮
肝臓で作られた胆汁は食事の間、胆嚢に蓄えられて濃縮される。食事で脂質が十二指腸へ入るとコレシストキニン(CCK)が分泌され、胆嚢が収縮して胆汁が胆管を通り小腸へ送られる。[1][2]
脂質の消化
胆汁酸塩は脂質を細かな粒子として分散させ、消化酵素が作用しやすくする。さらにミセル形成を通じて脂肪酸や脂溶性ビタミンなどの吸収を助ける。[1][2]
胆汁酸の再利用
小腸へ分泌された胆汁酸の多くは腸管から再吸収され、門脈を経て肝臓へ戻り再利用される。この循環は腸肝循環と呼ばれる。[2]
排泄経路としての役割
胆汁は消化だけでなく、ビリルビン、コレステロール、一部の薬物や毒性物質などを体外へ排泄する経路としても機能する。[2]