主な仕組み
慢性便秘で硬い便が直腸・大腸に詰まり、その周囲を軟らかい便がすり抜けて漏れることで起こることが多い。排便習慣やトイレトレーニング、心理的要因が関係する場合もある。[1]
症状・評価
便失禁、衣服への便付着、硬い便や便秘、非常に大きな便、腹部膨満や痛みなどがみられる。診察で便塊を確認し、必要に応じて腹部X線や他疾患を調べる検査を行う。[1]
治療
硬く詰まった便を取り除き、再び便秘にならない排便習慣を作ることが中心となる。医療者の指示で下剤や便を軟らかくする薬、食物繊維・水分の調整などを行い、子どもを責めず支えることが重要である。[1]
便秘との関係
遺糞症の多くは慢性便秘と便塞栓を背景に起こる。直腸に便がたまり続けると感覚が鈍くなり、軟らかい便が硬い便の周囲から漏れて衣服を汚すことがある。[1]
治療の段階
治療ではまず便塞栓を解除し、その後に便を軟らかく保つ治療と、決まった時間にトイレへ座る排便習慣づくりを継続する。再発予防には数か月以上の管理が必要になることがある。[1]