原因
外因性の酸として果汁、炭酸飲料、果物、酸味の強い菓子などがあり、内因性の酸として胃食道逆流などによる胃酸が挙げられる。[1]
歯への影響
酸への曝露によってエナメル質などの硬組織が失われる。小児では乳臼歯の咬合面や永久第一大臼歯などにみられることがあり、進行すると咬合面の形態が失われる場合がある。[1]
評価
酸蝕の程度と分布を確認するとともに、飲食物による酸への曝露だけでなく、胃酸逆流など内因性の原因がないかを検討することが重要である。[1]
酸による歯質の喪失
歯の酸蝕症は細菌によるう蝕とは異なり、酸への曝露によって歯の硬組織が化学的に失われる。酸性飲食物などの外因性酸だけでなく、胃食道逆流や嘔吐などに由来する胃酸も原因となり得るため、食習慣と全身状態の両方を確認する。[1]
酸に触れた直後の歯面は軟化しているため、酸曝露の頻度を減らし、原因となる飲食習慣や逆流の管理、フッ化物などを用いた歯質保護を組み合わせる。[1]