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頸椎椎間板ヘルニア

2026年8月19日 23:16 / 雨崎ハーリィ に保存された版

頸椎椎間板ヘルニアは、椎間板の髄核が線維輪を越えて突出し、神経根や脊髄を圧迫して頸部痛、上肢の神経症状、脊髄症などを生じる病態である。[1]

症状

症状は局所の頸部痛だけのこともあれば、神経根圧迫による肩・上肢への放散痛、しびれ、筋力低下、反射異常を伴うこともある。脊髄が圧迫されると手の巧緻運動低下、歩行障害など脊髄症状を生じる。[1]

診断

診断では症状の分布、筋力、感覚、腱反射、脊髄障害の有無を詳しく診察する。画像検査ではMRIが椎間板、神経根、脊髄の圧迫を評価する中心となり、必要に応じてX線やCTなどを組み合わせる。[1]

治療

急性の頸椎神経根症では多くが保存療法で改善し、短期間の安静・装具、理学療法、薬物療法などが用いられる。進行する神経脱落症状、脊髄症、保存療法で改善しない強い痛みなどでは手術が検討される。[1]

エビデンス・科学的評価

頸椎椎間板ヘルニアによる急性神経根症は、資料では75〜90%が非手術療法で改善するとされ、手術は神経学的悪化や難治性症状などを考慮して選択される。[1]

安全性・注意点

進行する筋力低下、歩行障害、膀胱直腸障害、脊髄圧迫徴候は緊急評価が必要な警告所見である。発熱、体重減少、夜間痛、がん・感染・免疫抑制の既往などがある場合も、単純な椎間板ヘルニア以外の原因を除外する必要がある。[1]