特徴
外反母趾では、第1中足趾節関節周囲の骨・軟部組織の配列が変化し、母趾付け根の内側突出部に痛み、発赤、靴との摩擦による刺激が生じることがある。画像上の変形の強さと自覚症状の強さは必ずしも一致しない。[1]
診断
診断では足部の変形、圧痛、関節可動域、歩行や立位での機能障害などを確認し、荷重位X線で第1中足骨と母趾の角度、関節面、合併する変形などを評価する。[1]
治療
まず幅に余裕のある靴、パッド、既製または個別作製の足底装具、夜間装具などで症状の軽減を図る。保存療法を行っても痛みや機能障害が続く場合には、変形の種類と患者の希望に応じて手術が検討される。[1]
症状と変形の関係
外反母趾ではX線上の変形が強くても症状が軽い場合があり、逆に比較的小さな変形でも靴との摩擦や関節周囲の炎症で強く痛むことがある。治療は画像の角度だけでなく、痛みと歩行・日常機能への影響を基準に考える。[1]