意味
BUNは主に蛋白代謝で生じた尿素に由来し、クレアチニンは筋肉由来の代謝産物で、いずれも腎機能評価に使われる。BUNが上昇している場合、その比は腎前性と腎実質性の原因を考える手掛かりになる。[1]
目安
登録資料では、腎前性ではBUN/クレアチニン比が約20:1、内因性の腎障害では約10:1に近いとされる。上部消化管出血では30:1を超えるような高値を示すことがある。[1]
解釈
BUNは脱水、高蛋白食、消化管出血、異化亢進などでも変化し、クレアチニンは筋肉量や食事の影響を受けるため、比のみで原因を確定するものではない。[1]
比率を左右する要因
BUNは腎機能だけでなく蛋白摂取、脱水、消化管出血、異化状態などの影響を受ける。クレアチニンは筋肉量や食事などの影響を受けるため、BUN/クレアチニン比の変化を腎障害の種類だけで説明できない場合がある。[1]
他の腎機能指標との併用
腎機能評価では血清クレアチニンから推算するeGFR、尿検査、臨床経過なども合わせて判断する。BUN/クレアチニン比は原因を考える補助情報であり、単独の確定診断指標ではない。[1]