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盲検化

2026年8月17日 21:07 / 雨崎ハーリィ に保存された版

盲検化は、臨床試験で参加者がどの介入群に割り付けられたかを参加者、研究者、医療者、評価者などに知らせないことで、意識的・無意識的な偏りを減らす方法である。[1]

目的

割付内容を知ると、参加者の期待、診療や対応、転帰評価、脱落者の扱い、解析対象の選択などに影響が及び得る。盲検化の目的は、こうした偏りが生じ得る機会が過ぎるまで介入の識別を防ぐことである。[1]

形式

二重盲検では、参加者と管理・臨床評価を担う研究スタッフの双方が割付を知らない。単盲検では参加者のみが知らず、非盲検試験では双方が介入を把握する。完全な盲検化ができない場合でも、転帰を評価する者だけを盲検化する方法がある。[1]

実施上の制約

手術と薬物の比較、投与形態が大きく異なる薬剤、明らかな副作用を伴う介入などでは、盲検化が困難なことがある。異なる剤形を隠すために、各群へ実薬と対応する偽薬を組み合わせるダブルダミー法が用いられる場合もある。[1]

エビデンス・科学的評価

適切な盲検化を行わないランダム化試験では、盲検化された試験より治療効果が大きく示される傾向があり、無作為化と盲検化は臨床試験の偏りを減らす主要な方法とされる。[1]

安全性・注意点

盲検化のために偽手術が必要となる場合などは倫理的問題が生じ得るため、方法論上の利点だけでなく、研究参加者のリスク最小化と自発的な同意が必要である。[1]