病態
胎盤または肺でのガス交換が障害されると、低酸素血症と高二酸化炭素血症が進み、重症では嫌気性代謝と乳酸アシドーシスを生じる。脳への低酸素・虚血による神経学的障害は低酸素性虚血性脳症(HIE)と呼ばれる。[1]
評価
低Apgarスコア、代謝性アシドーシス、多臓器障害、筋緊張低下、哺乳反射低下、無呼吸、けいれんなどが手掛かりとなる。病歴、分娩経過、血液ガス、神経学的所見、MRIなどを組み合わせ、他の代謝性・感染性・神経筋疾患などとの鑑別を行う。[1]
治療
出生直後は必要な蘇生と全身管理を行う。35週を超える児の中等度〜重度HIEでは治療的低体温療法が用いられ、呼吸、循環、血糖、体温、凝固、腎機能などを継続して管理する。[1]