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アキレス腱炎

2026年8月19日 23:15 / 雨崎ハーリィ に保存された版

アキレス腱炎は、一般にはアキレス腱障害(Achilles tendinopathy)の一部として扱われ、踵から足関節後方に痛みやこわばりを生じる状態である。[1]

特徴

アキレス腱障害には、踵骨付着部に生じる付着部型と、付着部からおよそ2〜6cm近位に生じる非付着部型がある。痛みは朝に強く、活動中に軽くなることがある一方、運動負荷後に悪化しやすい。腱の腫脹や結節状の肥厚を伴うこともある。[1]

原因と評価

急激な運動量増加や反復する機械的負荷のほか、足部形態、筋力や柔軟性、体重、代謝異常、薬剤など複数の要因が関与する。診断は病歴と診察が中心で、必要に応じて超音波やMRIで腱の肥厚、線維配列の乱れ、血流増加などを確認する。[1]

治療

初期治療では活動量の調整、段階的な腱への負荷訓練、ストレッチ、装具などを組み合わせる。慢性例では遠心性運動や体外衝撃波療法などが検討され、十分な保存療法でも症状が続く場合には手術が選択肢となる。[1]

エビデンス・科学的評価

アキレス腱障害では段階的な運動療法が治療の中心であり、遠心性運動は疼痛軽減に一定の根拠がある。体外衝撃波療法との併用が有効とする報告もある。[1]

安全性・注意点

フルオロキノロン系抗菌薬やステロイドなどはアキレス腱障害・断裂のリスク要因として挙げられている。急激な力が加わった後の断裂音や著しい筋力低下がある場合は、単なる腱炎として扱わず断裂を評価する必要がある。[1]