みなさんこんにちはこんばんはゆきるりです。
今回は強欲な壺についての記事となります。
強欲な壺について
デッキからカードを2枚ドローできる。
デッキからカードを2枚ドローする通常魔法。
シンプルながらこのカードを発動するだけで1枚のアドバンテージを獲得できるという強力なドロー効果を有しています。
発動時の制限やコストが一切なく、無条件に手札を増やすことができるこのカードは非常に汎用性が高くなおかつ強力。
このカードが禁止ではなかった頃はどのデッキにも強欲な壺が入っており、
強欲な壺を引いた方が主導権を握るといっても過言ではない環境でした。
仮に5枚の初期手札に強欲な壺が含まれている場合、
初期手札が最大8枚(強欲な壺を3枚発動できたとして)の状態で臨めるわけです。
間違いなくデュエルを優位に進めていくことが可能でしょう。
もちろん相手プレイヤーも強欲な壺を引ければ、仮に手札が8枚になっている相手であろうと対応できるでしょう。
そのためには「自分もデッキに可能な限り強欲な壺を入れる」必要があり、「強欲な壺を引くための運」が必要となってきます。
はい。つまり強欲な壺の何が問題かというと、
「デッキ構築が大幅に制限されてしまう」点と
「強欲な壺を引けたかどうかによって、対戦の流れがあまりにも偏る」という点です。
デッキ構築の幅
要は「発動のための制限が一切ないためどんなデッキにも採用できる」ため、
例えば40枚デッキがあれば、そのうちの3枚の枠はまず間違いなく「強欲な壺」が占めることになるわけです。
デッキの自由度が下がり、多様性が欠けてしまう結果になるわけですね。
「多様性が欠けて何が悪いの?」と思うかもしれません。
たとえば現在の禁止制限はその辺りを取り締まる役割も果たしています。
では禁止制限を解除するとどうなるのか?
凄い魔境ですね。
エクゾディアによる先行ワンキルデッキばかりになる未来が見えます。
そうなると(少なくとも公式戦では)プレイヤーはエクゾディアデッキしか使わなくなっていくでしょう。
トーナメントもエクゾディア一色。
もはや遊戯王とは名ばかりのエクゾディア王の出来上がりです。
(あくまでこれは例えで実際にエクゾディアが天下を取るかはわかりませんが。)
「強欲な壺」も同じく、
あらゆるデッキに搭載されるのが当たり前、というより搭載しないといけないレベルのカードに分類されます。
そうなれば使用されるデッキには誰も彼も強欲な壺は標準搭載。
遊戯王ならぬ強欲な壺王の出来上がりでしょう。語呂が悪いですね。
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