【遊戯王】強欲な壺について【なぜ禁止なのか】

OCG
カードの引用:スタジオ・ダイス/集英社/KONAMI

IMG_2017またもう1つ、  「強欲な壺」が手に入れていないプレイヤーがデッキ構築の段階で遅れをとることにも繋がります。

もちろん遊戯王はレアカードの有無によって勝敗が分けられることもありますが、それらのレアカードは異なるカードである程度代用することが可能です。
代用が不可能なら全く効果の違うカードを投入して、デッキコンセプト自体を変えるのも良いでしょう。
例) 「ラストバトル!」を軸にしたデッキを作りたいけど、「ラストバトル!」を持ってない…仕方ない、違うコンセプトのデッキを作るか…
ですが「強欲な壺」の代わりとなるカードはどこにもありません。
かつどのデッキにも入れない理由がないほど極めて強力なカードなため、
コンセプトを変えようがこの問題はついて回るわけです。
そうなると、
「強欲な壺」を有しているプレイヤーとそうでないプレイヤーとでは明確に差が生まれてしまいます
  
比較的安価で手に入るカードだし手に入れればいいじゃん」という意見もあるかもしれませんが、
そもそも「手に入れなければならないカード」が存在すること自体がおかしな状態と言えると思います。
そうなるくらいなら1枚のカードとして売るよりも、
最初から全員が強欲な壺を使えるようカードではなくルールとして組み込んだ方が良いでしょう。
他の禁止カードと「強欲な壺」の違いはここですね。同じく強力なカードではありますが、「強欲な壺」は本当にどんなデッキにも入ります
ここがまず1点目。

IMG_2018

強欲な壺が引けたかどうかによって、対戦の流れがあまりにも偏る

強欲な壺を引けたかどうかは対戦に大きく影響を与えるのは上述した通り。
強欲な壺によって更なる強欲な壺を引き込む可能性すらあります。
有利なプレイヤーが更に有利になっていく状態といえるでしょう。
反対に強欲な壺を引けなかったプレイヤーはハンドアドバンテージで当然遅れをとります。
もちろん「絶対に強欲な壺を使ったプレイヤーの方が勝つ」わけではありませんが、
基本的に手札を多く引けているプレイヤーの方がデュエルを有利に進めることができるのは必至でしょう。
それだけ取れる戦略が多いわけですから。
これらの点から、強欲な壺はワンサイドゲームを助長するリスクも背負ったカードと言えます。
他にも様々な禁止カードは存在しますが、
このカードほど安定してアドバンテージを増やすことができるカードは見られません。
​禁止カードの中でも「強欲な壺」はまさしく禁止に値するにふさわしい​カードと言えるでしょう。
類似するドローカードに様々な制限やコストが課せられていることからも、
このカードの規格外のドロー性能の高さが伝わってきます。
それでは今回はこの辺りで記事を締めたいと思います。
また次回お会いしましょう、さようなら。

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