画像は高橋和希/スタジオダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI,「遊戯王」より引用しております。
さて、今回取り扱うのは遊戯王に登場するマリクイシュタールというキャラクター。
バトルシティ編のボスでもあるキャラですが、
今回の記事では以前から噂されているマリクに関するとある疑惑について検証していきたいと思います。
ずばり
「実はそんなに強くないのでは」問題。
はい、マリクが読者の記憶に最も強く残っているのはおそらく城之内戦でしょう。
……が、この城之内戦では純粋なデュエルの内容だけ見れば城之内に軍配が上がっているんですよね。
実はマリクは本当はそんなに強くないのでは?
彼が関わった対戦をマリク時点でひとつひとつ見ていきたいと思います。
マリクの戦績
vs 舞
【通算戦績】1勝0敗
さて闇マリクと化した状態での第1戦目の相手は舞さん。
デュエルは途中まで互いに譲らない展開を見せますが、
「強力な神のカードを発動させたくない」舞さんがラーの翼神竜を奪うことに成功。
とはいえ、読者も「このまま舞さんが勝つのは無いだろう」「闇マリクが予想外の一手で舞さんを追い詰めるんだろうな」と思いながら試合経過を見守っていたはず。
ですが、闇マリクはこの事態をまさしく予想外の一手で切り抜けるのです。
奪ったラーの翼神竜を意気揚々と自らの場に召喚する舞さん。
しかし召喚されたラーの翼神竜は「古代神官文字によるテキストが読めなければ操ることができない」という 千眼の邪教神以下のクソモンスターと化していました。
当然そんな文字を読めるはずのない舞さんはラーを使用することができず、
古代神官文字を読むことができるマリクがラーのコントロールを取り戻し勝利。
もちろん古代神官文字を解読できるというのはマリクの素質の賜物ですが、
「ラーの翼神竜の効果が相手に知られていなかったからこそ勝てた」という側面は否めません。
また「テキストを確認しろよ舞さん」という声もあるかもしれませんが、
そもそもラーの翼神竜にはテキスト欄がないというエラーカード規格外のカードだったため、
そこまで察しろ、というのはやや酷だったかもしれません。
ていうかそもそも古代神官文字が読めなきゃ発動できないカードってなんだよ
vs バクラ
【通算戦績】2勝0敗
次なる対戦相手は遊戯王におけるラスボス、バクラ。
この対戦ではナムくんこと表マリクがバクラ側の援護につきます。
…が、この加勢がことごとく裏目に出てしまうことになります。
というのも「ラーの翼神竜の弱点は墓地に送られると何もできないことだ」と言って不死鳥のラーを墓地へ送るようアドバイスしたり、(※逆効果)
「くそう、あいつめ 僕のデッキを自分流にカスタマイズしていたのか」等と当たり前の事で一々リアクションを取ったりと
とにかく役に立ちません。
OCGのラーの翼神竜であれば「墓地に置いておけば怖くない」のは正解ですが、
そもそもアニメのラーはこの後も散々「不死鳥」という側面が取り上げられる訳で、
バクラへのアドバイスが的外れなだけでなく表マリク自身、ラーの翼神竜について何も知らなかったことをただただ露呈するだけの結果に。
結局バクラくんは敗北。
闇マリクはまた一つ勝ち星を重ねることになりました。
乃亜編
【通算戦績】2勝0敗1お留守番
さてアニメではバトルシティ編の準々決勝と準決勝の間に乃亜編というオリジナルの章がぶち込まれます。
ここでは遊戯や海馬をはじめとしたメインキャラや、
普段はスポットライトが当たることの少ない本田くんや御伽くん、静香ちゃんといったサブキャラまで活躍の場面が設けられることとなったのですが、
そんな中マリクさんが何をしていたかと言うと大人しくお留守番。
いやマリクさん、散々リシドを暗殺しようとしていたわけですから今が大チャンスですよ。
なに大人しくお留守番してるんですか。
しかも終盤に唐突に登場し、お留守番に飽きたのか周囲を片っ端から破壊して回るという、我が家で飼っている猫のような行動を取り始めます。
乃亜編を通じてデュエルをすることも一切なく、ただただ本当にヤベェ奴という印象のみを視聴者に与える結果になりました。
どうしてこんな奴を選んだ千年ロッドよ
vs 遊戯、城之内、海馬
【通算戦績】2勝1敗1お留守番
準決勝の対戦相手を決定するためのバトルロイヤル戦にもちゃんと参加してくれるマリクさん。
ゴンドラに乗ってデュエルし、ライフポイントが減れば減るほど上昇していくというシステムとなっています。
どうでも良いですがこの人なんだかんだ試合にはしっかり参加してくれてるんですよね。
「こんな大会関係ねえ、俺が一人ずつぶっ潰してやるよ」とか言いそうなキャラなのに
実際はトーナメント表に則って対戦するし、対戦前に相手のデッキをしっかりとシャッフルしてくれるという。
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