みなさんこんにちはこんばんはゆきるりです。
ワルプルギスの夜
4月30日から5月1日の夜までを「ワルプルギスの夜」と呼ばれる風習がヨーロッパの広い地域にて残っています。
私は「ワルプルギスの夜」と聞くとまどマギに登場するあの魔女を思い出すのですが、
実際のワルプルギスの夜とは一体どういうものなのでしょうか。
元々古代ケルト(ヨーロッパの一部地域)では5月1日に「ケートハブン」と呼ばれるお祭りがあるのですが、
その祭りの前夜に魔女たちがサバト(悪魔崇拝の集会)を開き跋扈すると伝えられてきました。
これが「ワルプルギスの夜」です。
まどマギ同様、魔女が大きく関わっているというわけですね。
実際にサバトが行われていた形跡がないことからこれはもちろん空想のもの、ということになりますが。
そしてケルト人は1年を寒期と暖期に分けその際に「ワルプルギスの夜」を暖期を迎える日、
つまり季節の変わり目の風習として定着していくようになったのです。
死者と生者
一方でこのワルプルギスの夜はキリスト教が到来する以前の異教の春の風習に基づくものでした。
そもそもノース人の風習ではワルプルギスの夜は「死者と生者の境界が弱くなる時間」「死者を囲い込むもの」とされていました。
かがり火によって這い回る死者達を追い払い、それを経て暖期の訪れを祝う「メーデー(5月1日)」につながっていったのです。
ワルプルガ
ちなみに「ワルプルギスの夜」の名前の由来はワルプルガというイングランドの王女様。
フランクフルトの修道院にて学んだ医療の知識を用いて多くの人を救い、
そののちに兄たちと協力して修道院を設立、宣教師として人々を導いていったのです。
さて、時代が令和に移り変わる中でそういった点も考えながらワルプルギスの夜を過ごしてみるとまた特別な気分に浸れるのではないでしょうか。
私は久々にまどマギを見返してみようかな…
というわけで今回はこの辺りで記事を締めます。
また次回お会いしましょう、さようなら。
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