【ネタバレ配慮】225話→226話「遠征選抜試験」感想【ワートリ/ワールドトリガー/&“ショーハショーテン!”10話→11話】

ワールドトリガー
※記事内容につきましては、作品に触れた個人の主観に基づく感想・考察になります。

むしろ「積極的思考の人間もいるけどそれはそれ。これが自分のやり方だ」と開き直っていく方が彼にとっても良いと思います。

また、そもそもその場において求められている役割というのもあります。
例えば彼に、生駒さんみたいな役割を求めている人はいないでしょう。
逆に、生駒さんに彼のような役割や立ち回りが務まるとも思えない。
環境に応じてある程度柔軟にスタンスを変えることは大事ですが、
現状のスタンスそのものが誤っているとは思いません。

今回、彼からは“決断がぬるくて遅い”という言葉が出ました。
物事にはそれぞれ、決定にかかる妥当な時間、妥当なリスクヘッジが存在すると思うので一概には言えません。
今日のおやつを決めるのにかかる時間と、進学先を決めるのにかかる時間は決して同じではないはずです。
それぞれに適した思考のリソースのかけ方、時間のかけ方が出来ているなら、
それは別に問題ないのではないかなと思います。

逆に「現実的ではない確率のリスク」まで可能性に入れて悩んでいるのであれば、そこは改善の余地有りと言えるでしょう。

じゃあ彼に修正する点はないのか、というとそういうわけではなく。
方向性自体は消極的でも良いですが、
それならそれで“より多くのリスクを発見する視点の多さ・角度”と、“そこから妥当な判断を導き出すだけの頭の回転”、
そしてチームとしてやっていく以上は一定の“自己肯定感”“自信”が求められます。

彼の場合はその辺りが課題となると思われます。
果たして今後どう成長を見せてくれるか楽しみにしたいところです。

【ショーハショーテン】

今回はトラブル回。
とあるコンビがネタを飛ばしてしまい次回…という回でした。
お笑い芸人において、特に始めたばかりのコンビの場合はネタが飛ぶなんてのはザラだと思います。
で、多くの芸人はそういった経験を踏まえて“ネタが飛んだ時に披露するくだり”を前もって決めたりしながら、トラブルに対応していくのでしょうが…
今回ネタを飛ばした彼らは本当に始めたばかり、そんなものを準備しているはずもなく。

ここから考えられるパターンはシンプルに2通り。

①アドリブでリカバリーしてどうにかネタを終える
②次回の冒頭でいきなり表彰の場面に移り、「あいつら途中までは凄かったんだけどなー」みたいなモブキャラのセリフと共に、呆然としている彼らが映る

リカバリー出来ずにずるずる…といった場面が描写される可能性もありますが、
この漫画は不要なストレスを生まないよう丁寧に展開をコントロールされている印象なので、
“セリフが飛んだ”という事実を何ページもかけて描くことはしないのかな、という印象。

コメント

タイトルとURLをコピーしました