目的
H. pyloriは胃炎や消化性潰瘍の原因となることがあり、検査は感染の有無を調べるほか、治療後に感染がなくなったかを確認するためにも用いられる。[1]
特徴
H. pylori検査には呼気検査、便検査、胃から採取した組織を用いる検査などがあり、尿素呼気試験は呼気を用いる方法の一つである。[1]
検査の原理
尿素呼気試験はHelicobacter pyloriが持つウレアーゼ活性を利用する。標識した尿素を服用し、菌が存在すると尿素が分解されて標識二酸化炭素が生じるため、服用前後の呼気を調べて感染を判定する。[1]
利用場面
H. pylori感染の診断だけでなく、除菌治療後に菌が消失したかを確認する目的にも用いられる。便中抗原検査などと同様に、活動性の感染を調べる検査の一つである。[1]
薬剤の影響
抗菌薬、ビスマス製剤、プロトンポンプ阻害薬などは菌量やウレアーゼ活性に影響し、偽陰性の原因となることがある。検査前の薬剤中止については医療者の指示に従う必要がある。[1]