方法
尿道から切除鏡(resectoscope)を挿入し、その内部にある切除器具を用いて前立腺組織を除去する。腹部を切開して前立腺へ到達する手術ではない。[1]
目的
主に前立腺肥大によって尿の通りが悪くなり、症状が生じている場合の治療として行われる。[1]
適応
前立腺肥大症による排尿障害が強く、薬物療法などで十分に改善しない場合に検討される。膀胱を十分に空にできない、尿路感染を繰り返す、前立腺からの出血、膀胱結石、著しい尿流低下なども手術を検討する理由となる。[1]
術後
術後は膀胱へ尿道カテーテルを留置し、血塊による閉塞を防ぐため膀胱洗浄を行うことがある。尿に血液が混じることは初期にはみられやすく、多くでは数日で減少する。[1]
主な合併症
出血や感染に加え、尿失禁、尿道狭窄、勃起に関する問題、精液が膀胱側へ流れる逆行性射精などが起こり得る。手術方法の選択では前立腺の大きさ、症状、全身状態などを考慮する。[1]