概要
血液はけがをしたとき、血小板、タンパク質、血球などが集まって血栓を作り、出血を止める。通常は治癒後に血栓が分解されるが、必要のない場所に血栓ができたり、過剰に形成されたり、十分に分解されなかったりすると問題になる。[1]
主な種類
深部静脈血栓症(DVT)は、主に下腿、大腿、骨盤などの深い静脈に血栓ができる病気である。DVTの血栓が剥がれて肺へ移動すると肺塞栓症(PE)を起こし、肺や全身の酸素供給に重大な影響を及ぼすことがある。[1]
血栓は脳、心臓、腎臓などの血管にも生じ、脳卒中、心筋梗塞、腎障害などの原因になることがある。[1]
リスク要因
動脈硬化、心房細動、肥満、がんやその治療、遺伝性疾患、手術、COVID-19、糖尿病、妊娠・出産、重い外傷、特定の薬、喫煙、長時間同じ姿勢でいることなどが血栓のリスクと関連する。[1]
診断と治療
診断では身体診察や病歴の確認に加え、Dダイマーなどの血液検査、超音波、造影検査、CTなどが用いられることがある。治療には抗凝固薬、血栓溶解薬、血栓を除去する手術や処置などがある。[1]