← 編集履歴へ戻る

シェーグレン症候群

2026年8月13日 14:26 / 雨崎ハーリィ に保存された版

シェーグレン症候群は、免疫系が涙腺や唾液腺などの正常な組織を誤って攻撃する慢性自己免疫疾患である。主な症状はドライアイと口腔乾燥だが、関節、肺、腎臓、神経など全身に影響することがある。[1][2]

概要

涙や唾液を作る腺が障害されることで、眼の灼熱感・異物感、口や喉の乾燥、嚥下や会話のしにくさなどが生じる。鼻、皮膚、腟などの乾燥を伴う場合もある。[1][2]

全身症状

関節や筋肉の痛み、疲労、発疹、しびれ、慢性の咳などがみられることがある。関節リウマチや全身性エリテマトーデスなど別の自己免疫疾患に伴う場合もある。[1][2]

診断

単一の確定検査はなく、症状と身体診察に加え、涙の量を測る検査、唾液腺の検査、血液検査、必要に応じて唾液腺生検などを組み合わせる。[1][2]

治療

根治療法はなく、人工涙液、眼軟膏、唾液代替物、唾液分泌を促す薬、涙点プラグなどで乾燥症状を管理する。全身症状が強い場合には、炎症や免疫活動を抑える薬が用いられることがある。[1][2]

関連項目

関節リウマチ免疫多発性硬化症(MS)を参照。

エビデンス・科学的評価

治療は障害されている部位と症状の強さに応じて個別化され、乾燥症状への局所治療から全身性の炎症に対する薬物療法まで複数の方法が用いられる。[1][2]

安全性・注意点

口腔乾燥は虫歯や歯肉炎の危険を高めるため、口腔ケアと定期的な歯科受診が重要となる。シェーグレン症候群では肺、腎臓、神経などの障害や、リンパ腫のリスク上昇がみられる場合がある。[1][2]