月経前症候群(PMS)

最終更新:2026年8月13日

月経前症候群(PMS)は、月経の1〜2週間前に現れ、月経開始後に軽快する身体的・精神的症状の組み合わせである。症状の種類と強さには個人差がある。[1]

概要

PMSでは、腹部膨満頭痛、乳房の張り、疲労などの身体症状と、気分の変化、いら立ち、不安、集中しにくさなどの精神・行動症状がみられることがある。[1]

原因

原因は完全には分かっていないが、月経周期に伴うホルモン変化が関与すると考えられている。同じホルモン変化でも症状の出方は人によって異なる。[1]

診断

PMSに単一の検査はない。症状が月経前5日間に少なくとも3周期続けて現れ、月経開始後4日以内に終わり、日常活動に影響するかなどを確認する。数か月間、症状と月経周期を記録することが診断に役立つ。[1]

治療

睡眠、運動、食事ストレス対処などの生活上の工夫に加え、症状に応じて鎮痛薬、ホルモン避妊薬、SSRIなどの抗うつ薬、利尿薬などが用いられることがある。[1]

関連項目

月経困難症子宮内膜症過多月経(月経過多)を参照。

エビデンス・科学的評価

PMSの診断では症状と月経周期の時間的な関係を繰り返し確認することが重要となる。治療は主要な症状と生活への影響に合わせて選択される。[1]

安全性・注意点

PMSと似た症状は、うつ病や不安症などほかの健康問題でもみられ、月経前に既存症状が悪化する場合もある。薬やサプリメントには副作用や相互作用があるため、症状が強い場合は自己判断だけで治療せず評価が必要となる。[1]

参考文献・参考情報

  1. Office on Women's Health: Premenstrual Syndrome (PMS) ↩本文

カテゴリ:婦人科 / 症状・疾患

タグ:PMS / 女性の健康 / 月経