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便中カルプロテクチン

2026年8月20日 00:42 / 雨崎ハーリィ に保存された版

便中カルプロテクチン検査は、便中のカルプロテクチン濃度を測定して腸管の炎症の有無を評価する検査である。[1]

仕組み

腸に炎症が起こると好中球などの白血球が集まり、カルプロテクチンが腸管内へ放出されて便中濃度が上昇する。[1]

利用

長く続く下痢や腹痛などがある場合に、炎症性腸疾患など炎症を伴う病態の評価に用いられる。[1]

結果の解釈

便中カルプロテクチンが低値または正常範囲であれば腸管炎症の可能性は低く、高値であれば腸に炎症がある可能性が高い。値が高いほど炎症が強い傾向はあるが、検査だけで炎症の原因疾患を特定することはできない。[1]

追加検査との関係

高値の場合は炎症性腸疾患、細菌性食中毒、セリアック病など複数の原因が考えられ、必要に応じて再検査や大腸内視鏡などが検討される。一方、炎症の可能性が低い結果は不要な大腸内視鏡を避ける判断材料になることがある。[1]

検体採取と薬剤の影響

検査には便検体を用い、尿や便器の水などが混入しないよう採取する。一部のNSAIDsやプロトンポンプ阻害薬は結果へ影響する可能性があるため、服薬について医療者の指示を確認する。[1]

エビデンス・科学的評価

便中カルプロテクチン高値は腸管炎症の存在を示す手掛かりとなり、炎症性腸疾患の評価や経過観察に利用される。[1]

安全性・注意点

高値は炎症の存在を示すが原因疾患を特定するものではなく、感染症などでも上昇することがあるため他の検査と合わせて判断する。[1]