仕組みと原因
筋区画を包む筋膜は大きく伸びにくいため、外傷や出血、腫脹などで区画内の体積が増えると圧力が上昇する。骨折、圧挫傷、手術、強い打撲、きついギプスや包帯などが急性型の原因となる。[1]
症状
けがの程度から予想される以上の強い痛み、鎮痛薬や挙上でも改善しない痛み、腫れ、しびれ、感覚低下、筋力低下、皮膚の蒼白、患部を動かしにくいなどがみられる。[1]
診断・治療
診察に加えて必要に応じて筋区画内圧を測定する。急性コンパートメント症候群では、永久的な組織障害を防ぐため筋膜切開術による減圧が必要となる。[1]
急性型と運動誘発型
急性型とは別に、ランニングなど反復運動の最中だけ筋区画内圧が上昇する運動誘発性の型がある。運動を止めると圧が下がり、通常は永久的な機能喪失を起こしにくいが、疼痛によって運動能力が制限されることがある。[1]