クラミジア感染症

最終更新:2026年8月13日

クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマチスという細菌による性感染症である。無症状のことが多いが、治療しないまま放置すると生殖器を中心に重い合併症を起こすことがある。[1]

感染経路

クラミジアは、感染者との膣性交、肛門性交、口腔性交で感染し、出産時に母体から赤ちゃんへ感染することもある。一度治療しても、感染者との性行為によって再感染することがある。[1]

症状

女性では異常な膣分泌物や排尿時の灼熱感がみられ、感染が広がると下腹部痛、性交痛、吐き気発熱などが現れることがある。男性では陰茎からの分泌物、排尿時の灼熱感、まれに精巣の痛みや腫れがみられる。直腸感染では痛み、分泌物、出血が起こることがある。[1]

検査

診断には検査室での検査が用いられ、尿検体や膣から採取した検体などを調べる。症状がある人や性感染症のあるパートナーがいる人などでは検査が重要になる。[1]

治療と予防

抗菌薬で感染を治療できる。治療後も再感染は珍しくないため、再検査が勧められることがある。コンドームの適切な使用は感染リスクを大きく下げるが、完全にはなくさない。[1]

関連項目

HPV感染症精巣上体炎梅毒を参照。

エビデンス・科学的評価

未治療のクラミジア感染は、女性では骨盤内炎症性疾患を起こし、不妊、異所性妊娠、慢性的な骨盤痛につながることがある。男性では精巣上体に感染して痛みや発熱を起こし、まれに不妊につながることがある。[1]

安全性・注意点

妊娠中の感染は出産時に赤ちゃんへ伝わり、眼の感染や肺炎を起こすことがある。抗菌薬は感染を治療できるが、すでに生じた恒久的な障害を元に戻すことはできない。[1]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus: Chlamydia Infections ↩本文

カテゴリ:感染症 / 泌尿器 / 症状・疾患

タグ:クラミジア / 性感染症 / 感染症